ダイアライザの透析膜 ( 半透膜:[ semi-permeable mem-brane ] ) に求められる
性能条件は以下のものが求められます。
- 高い溶質透過性
- 高い透水性
- 溶質透過性と透水性の適度なバランス
- 高い機械的強度
- 可滅菌性、良好な生体適合性
- 溶質物のないこと
ただ、製造上で溶質透過性と透水性はバランスが大事で、どちらかが良すぎてもいいわけでもなく
透過性を良くしようとすると強度がどうしても低下してしまうといったトレードオフの関係もあります。
機械的強度を下げずにいかに透過性を良くするかで研究者や専門家、各メーカーさんも工夫されて作られています。
透析膜の性能を規定する要因
- 平均孔径
- 開孔率
- 膜厚
- 曲路率
ここらへんの技術のあれこれは、難しい計算式などで導かれて計算されていますので
とりあえず、透析膜の性能を規定する要員は上記の 4つが関わってくると覚えていると良いと思います。
参考:血液浄化療法ハンドブック ( 透析療法合同専門委員会 )
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