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透析はとても奥が深く、日常業務での会話でもなんとなく聞いたことはあるけど
心の中では「何の事?」って言葉が溢れまくっております。
そんな、言葉を備忘録的に
尊敬する臨床工学技士の方に教えて貰いながら
書いていきたいと思うので皆さんも参考にしてみて下さい。
か〜こ
クリアランス ( CL「clearance」 )
ダイアライザ内の透析液に含まれない溶質の移動を表す指標。
血液 200ml中の何ml中の溶質が除去されたかという考え方で
CL=190だったら 200mlの血液がダイアライザを流れた時に、190ml中の溶質は全て抜けて
残りの 10mlはダイアライザの影響を受けずにそのまま体に戻るという考え方。
「透析液に含まれない」とは、いわゆる BUN、P 。これがどのくらい抜けたかという指標。
例「このダイアライザのクリアランスは?」etc…
クリアスペース
どれだけ体液を綺麗にしたかの値。
1= 完全に綺麗になった。
0= 全く綺麗になっていない。
限外濾過率 ( UFRP「ultrafiltration coefficient」 )
単位面積を換算に入れない濾過係数。
さ〜そ
総括物質移動係数
総括物質移動係数 ( KoA「Hemodialyzer mass transfer area coefficient」 )
た〜と
ダイアリザンス
ダイアライザ内の透析液に含まれる溶質の移動を表す指標。
「透析液に含まれる」とは、いわゆる Na、K、Ca、Mg、Cl、HCO3-、C6H12O6 。
これがどのくらい抜けたかという指標。
は〜ほ
篩係数 ( SC「Sieving coefficient」 )
限外濾過による溶質の膜透過効率を表す。
1に近く程、限外濾過によりその溶質が濾過されたことを表す。
SC=1 水分とともに完全に濾過されている。低分子量物質。
SC=0 水分とともに全く濾過されていない。大分子量物質。
よくダイアライザのカタログとかにあるけど、
「 β2-MG SC=0.85 Alb SC≦0.01 」
とかであれば、限外濾過により、Albの抜けは抑えつつ、β2-MGはよく抜ける って感じの意味になる。
ら〜ろ
濾過係数 ( Lp「hydraulic permeability filtration coefficient」 )
単位面積、単位膜間圧力差、単位時間 あたりに濾過される濾液の量。
ま
まるめ
「 まるめこみ 」の略。
いわゆる、診療報酬で包括化されている薬剤や透析材料。
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