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TMP ( 膜間圧力差 ) 異常警報の対応

透析コンソール
コンソール
TMP異常
Dialysis Ns Profile
げっ…あんまり見ない警報…
技士さんどうしたらいいんですか?
技士さん
場合にもよるけど
一番多いのは
例えば静脈圧ラインに鉗子をかけていたとか。
かな。

そもそも TMPとは「 Trans Membrane Pressure 」「膜間圧力差」という意味で
透析膜を挟んだ血液側と透析液側の圧の差の事。除水に関係する値。

これが、たまーに見るTMP異常として警報が鳴る。
要は静脈圧と透析液圧の差が規定値よりも広がると警報が出る仕組みで
色々状況はありますが、回路の折れやねじれは静脈圧で先になるからそれ以外とかで一番多いのは静脈圧ラインにクレンメがかかってたり鉗子がかかってたりが多い。
あとは、CHDFとかでも多いけどダイアライザ等の目詰まり関係。

気になったので膜の目詰まりによるTMPの変化はどうなるのか?まとめてみた。

透析膜が詰まるとTMPは○○。

 

透析膜つまりダイアライザーが詰まったり固まったりするとTMPはどうなるのか?
TMPは上昇する。

凝固などはもちろん、透析の継時的変化に対して膜の目詰まりにより、膜のUFRは低下しTMPは上昇する。
簡単にはTMPは「 TMP=血液側の圧力-透析液側の圧力 」で考えられるとよく参考書とかに書いてあるけど
技士さん曰くこれはあまり使わない方が良くて正確には

「 TMP=(動脈圧+静脈圧)/2-(透析液入口側+透析液出口側)/2 」

だそうです。現在の透析装置は陰圧ポンプというものが付いているそうでそれで除水を行なっているそう。
要は陰圧で水を血管から引っ張ってきて除水をしているという事。だけど、TMPは常にプラスらしいです。

とりあえず、TMPは膜の劣化状態がわかる指標でもあります。

 

参考:血液浄化療法ハンドブック ( 透析療法合同専門委員会 )

 

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