透析など血液浄化領域において
治療の前や治療中、治療後で
下肢の症状から患者の状態を判断することができる事があります。
下肢の症状
- 低Na血症:下肢の脱力感
- 低K血症:下肢の脱力感と筋肉痛
- 低Ca血症:下肢の麻痺・しびれ
- 低Mg血症:下肢の麻痺
- 低Alb血症:下肢の浮腫
例えば、肺浮腫がないが、下肢に浮腫が見られる場合は、低Alb血症が考えられます。
また、抗凝固目的で「 ACD 」などを用いる場合、低Ca血症が起きやすいのでしびれなどを観察して
カルチコールの投与量などをコントロールしていきます。
参考:血液浄化療法ハンドブック ( 透析療法合同専門委員会 )
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