在宅透析

HHD ( Home HemoDialysis ) 在宅透析に関して
病院に通わず自分の家で透析を行うHHD ( Home HemoDialysis = 在宅透析 )に関して少しまとめておきたいと思います。

病院に通わず自分の家で透析を行えれば楽だし時間的な制限も軽くなり良いのですが、やはりお金の問題と安全性の問題がつきまとってきて、やはり病院で透析を行うというのがディフェクトスタンダードだったんですが、現在少しずつですが、HHDの件数が増えてきています。HHDは日本では1968年に名古屋ではじまったとされており、勿論透析を行う機器等の設備を自宅に導入しないといけないので、今も昔もやはりある程度お金持ちの人たちがしている感じ。そして、Dr.など医療関係者が多いそうです。とは言っても、全体の割合として HHDを受けている患者は 0.1%と現状ではまだまだ少ないそうです。

海外では HHDは珍しくないそうです。ちなみに病院で行う透析も私たちはセントラル方式で行う透析が当たり前ですが、海外では病院でも個人機を使うのが一般的だそうです。

HHDの適応基準

  • 自己管理が出来る事。
  • 自己穿刺が出来る事。
  • 重篤な合併症がない事。
  • 介助者と家族の同意がある事。
  • 介助者が必要。
  • 装置設備や材料の保管場所が確保出来る事。
  • 自己で責任がとれる事。
  • 社会復帰の意欲がある事。
  • 医師の承諾がある事。

HHDの注意点

  • 介助者や家族が穿刺をしてはいけない。

HHDのメリット

  • 食事制限や水分制限を減らす事が出来る。
  • 時間的制限がなく、基本的に自分のペースで透析をする事が出来る。

HHDのデメリット

  • トラブル時の対応が難しい。
  • 透析をしないケースが考えられる。

基本的に、患者と面接をして、医療者が透析を行う自宅へ下見に行き、検討して可能であれば契約書を交わして、患者教育を行い、電気と水道の工事を行い、この上で判定し可能だと判断出来たら自宅に設備を整備し HHDを開始する。

という流れをふみます。

 

参考:血液浄化療法ハンドブック ( 透析療法合同専門委員会 )

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