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血液浄化領域におけるCBPとは

血液浄化領域におけるCBPとは

血液浄化領域において「CBP」とは何か?

血液浄化領域において、会話の中に「CBP」という言葉がたまに使われます。これは一体どういう意味なのか?わからなかったので、またまた技士さんに聞いてみました。

Dialysis Ns Profile
「CBP」って何のことですか?
技士さん
「持続的血液浄化療法」の事。
1日あたりで考えて24時間まわす予定ではじめる血液浄化に対して使う。
その中に急性血液浄化の際に行うCHDFやCHFやCHDみたいなCRRTがあると思えばいいよ。

CBPは、「持続的血液浄化法」の事。

Continuous Blood Purification therapy の略だそうで、「持続的血液浄化法」の事。持続的というのは1日あたり24時間まわすつもりではじめたものを指すという事。で、その中にCRRT ( Continuous Renal Replacement Therapy ) 腎代替療法がある。持続的に行う血液浄化療法の総称なんだそうです。

メリット

  • 有用蛋白の損失が少ない
  • 糖やアミノ酸などは有用物質は損失する
  • 細胞内の不要物質の除去効率が良い
  • 循環動態に与える影響が少ない
  • ホメオスタシスの維持に有効

デメリット

  • スタッフの負担増
  • 糖やアミノ酸などは有用物質は損失する
  • カテーテル留置による感染症のりすくがある
  • 溶質除去効率は透析に比べると低い
  • 抗凝固剤の長期投与による出血の危険性がある
  • 血液浄化器が固まりやすい

CBPの主な適応疾患

  • 多臓器不全 (MOF)
  • 急性腎不全
  • 慢性腎不全の急性憎悪・周術期管理
  • 透析困難症
  • 高サイトカイン血症
  • 急性薬物中毒
  • 敗血症性ショック・エンドトキシン血症
  • 中毒性表皮壊死症 (TEN)
  • 急性肝不全・劇症肝不全
  • 重症急性膵炎
  • 急性心不全・心原性ショック・うっ血性心不全・先天心疾患の開心術後の対応
  • 急性代謝異常・先天性代謝異常の急性増悪
  • 水分・電解質・acid base (酸塩基平衡) の異常
  • 自己免疫疾患の急性増悪
  • 神経疾患・筋疾患
  • γ-グロブリン不応性 川崎病
  • 血栓性血小板減少性紫斑病 (TTP)
  • 溶血性尿毒症 症候群 (HUS)
  • 急性呼吸窮迫症候群 (ARDS)

 

参考:血液浄化療法ハンドブック ( 透析療法合同専門委員会 )

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