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ビリルビン吸着

ビリルビン吸着

今回は、ビリルビン吸着に関して少しまとめたいと思います。
ビリルビン吸着は免疫吸着療法いわゆるPA (Plasma Adsorption) 血漿吸着療法の分類に入ります。
一度、血漿分離器にて血液を血球と血漿とに分離して血漿から特定の物質を選択的に吸着除去する治療方法で、ビリルビン吸着はその名の通りビリルビンを選択的に吸着除去する治療方法になります。

ほとんど、プラソーバBRSという旭化成メディカルのカラムを使います。
リガンドは、スチレン・ジビニルベンゼン共重合体樹脂というものになります。

ビリルビン吸着の適応疾患

  • 劇症肝炎
  • 術後肝不全

カラム

プラソーバBRS®︎

リガンド

スチレン・ジビニルベンゼン共重合体樹脂

ビリルビン吸着の治療時 注意事項

  • 吸着器はヘパリンを吸着するので、プライミング時のヘパ生や治療中の抗凝固剤を増量する必要がある。
  • 血漿分離速度は血液流量の30%以下かつ、30ml/min以下に設定する。
  • 血漿分離器のTMPは60mmHg(8kpa)以下で行う。

※ その他、注意点については添付文章をご確認ください。

 

参考:血液浄化療法ハンドブック ( 透析療法合同専門委員会 )
画像引用:カネカメディックス

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